『季節のどこかで会いましょう』 Mount Sugar

夏のはじめのころ、ふと思い出して、CDを買った。
去年の秋に観た映画『ストロベリー・ショートケイクス』
そのエンドロールで流れたMount Sugarの『光が消える前に』。
聴くとしばらく離れなくって、耳が虜になってしまう。
次に入っていたこの曲にも、耳は虜に。

季節って、人にとっていろんな思いがあって
好きなとこや嫌いなとこ、
今まで生きてきたなかでの思い出や匂い、遠い記憶・・・
いろんなものを含んでいる。
そんな思いを深くは探らずに、いともすんなりと受け入れ、
すべてを認めてくれるかのように包み込む。

女性ボーカル、もともとシンプルな歌い手さんが好きだった。
あまり感情を込めすぎない歌い方、あっさりめなかんじ。
つじさんや名嘉さん(トルネード竜巻)や。
山里さんの歌は、ちょっと癖があるというか感情が見えるというか、
いままであまり聴かなかったタイプ。
でもやっぱりどこかオルタナティブ。
あったかいまなざしで、かくもよわっちいわたしを包んでくれる。

引越したばかりの夏のはじめ、まだがらんとした部屋で聴いた。
いつもふわふわしている心が、重りをつけたみたいに
ちょっと安定した。

MOUNT SUGAR WEBSITE

(Oct. 2007)→previous

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